タンポポ
2021年3月20日
菊地脳神経外科・整形外科のブログをご訪問ありがとうございます。
いまの時期、あちこちでタンポポの黄色い花が咲いています。
秋にも咲きますが、夏の暑い間はお休みする、というところに共感してしまいます。
このタンポポ、食用としては根を使ったタンポポコーヒーが有名です。
皆さまはお飲みになったことはありますか?
私は以前タンポポカフェラテを飲んだことがありますが、通常のコーヒーの味とあまり変わらないと感じました。
そして、タンポポは漢方でも使われていることをご存じでしょうか。
当院理事長である菊地邦夫医師に「漢方としてのタンポポ」について聞いてみました。
漢方ではタンポポを「蒲公英(ほこうえい)」と呼び、主に化膿(かのう)した症状に用いる、とのこと。
ただ、蒲公英に限らず漢方ではその植物単体で使われることはほとんどない、といいます。他の様々な素材と調合をして、はじめて薬となるそうです。
たとえば、蒲公英はスイカズラや菊の一種などと混合して使用することが多いそうです。
身近に目にする植物も形を変えて薬となっていく、そのようなことがよくわかる菊地邦夫医師によるタンポポのお話でした。
身の回りにあるものを、なんとか薬にできないか。
先人たちの努力と知恵がつまった漢方の世界、とても興味深いですね。
来週は、通常通りの診察です。